会頭ごあいさつ
第12回日本食育学会学術大会の開催にあたって
この度、第12回日本食育学会学術大会を2024年7月6日(土)、7日(日)の2日間にわたり、和洋女子大学(千葉県市川市)にて開催させていただくこととなりました。本学会役員並びに会員をはじめとした関係各位の皆様方に心より感謝申し上げます。
本学会は、食育基本法制定と同時に設立され、食育に関する基礎的ならびに実践的研究を推進し、食料の生産と消費、食生活改善、疾病予防、食文化の継承、食品の安全性確保と消費者の理解を高めるための食育活動の展開を図り、国民に正しい食生活を示して、わが国の食環境の整備と向上に資することを目的としており、学際的な連携と産官学共同の研究および啓発活動を特徴としています。
和洋女子大学での開催は、今回で2回目となります。第12回大会では、これまで築き上げてきた、食育活動と日本の伝統食文化とをさらに発展すべく未来へ繋げていくことを大会の目的とし「継往開来~100年後に残る食育の未来構築を考える~」をテーマと致しました。
大会第 1 日目の午後は、千葉県が酪農の発祥の地であることから、市民公開講座として「千葉から始まる日本の酪農史からミルクの意味を考える!」を、ミルク1万年の会 代表世話人前田 浩史先生よりご講演いただきます。基調講演は、株式会社ヘルスケア・ビジネスナレッジ代表取締役社長西根 英一先生より「ヘルスケアと食育の未来構築を「With」発想から」という内容で、食育に係る人材と商材が、個人ならびに地域・職域・学域のヘルスケアと共創する未来についてご講演いただきます。シンポジウム「栄養教諭の未来像 〜学びの多様化のなかで主体的な栄養教諭の姿を創造する〜」では、食育にかかわる栄養教諭の先生を中心に、食育実践報告の後、意見交換をしていただく予定です。第 2 日目には、口頭発表、ポスター発表を行う予定です。その他、学術相談会、学術交流会など様々な企画をご用意しております。
ご参加される皆様にとって有意義な時間となり、食育の在り方について考える機会となれば幸甚です。運営一同尽力してまいりますので、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
第12回日本食育学会学術大会
会頭 多賀昌樹
【お知らせ】
大会要旨集及び参加証については、当日受付にてお渡しいたします。